いぬまさ裏日誌 - 階段は人間用

階段は人間用

カテゴリ : 
コラム
執筆 : 
inumasa 2018-2-24 8:40

筋トレの必要性、重要性はここ最近、何度も取り上げて来ました。

シニア期に入る前から、貯金のように筋肉を付けて、特に後ろ足なんですが、それをキープして寝たきり防止にしましょう、というのが大筋です。シニア期に入っていても健康に問題ないなら、すぐにでも筋トレはスタートしてかまいません。また若いからといってただ普通に散歩していても、それほどは筋肉が付きません。ちょっとした工夫をして、意識していかないと、ただ漫然と散歩するだけなら1時間どころかその何倍も時間と距離が必要なので。

 

ポイントは赤い筋肉(遅筋)を増やす事。ダッシュなどの運動で身に付くのは、いわゆる白い筋肉(速k筋)といわれる瞬発力のための筋肉です。もちろんこれも大事な筋肉なんですが、持久力の元になる赤い筋肉は、普段の生活の中で仕草としてよく使われるモノです。

老化が進むと立ち上がったりトイレで踏ん張ったりという動作が苦手になって来ますが、それはこの赤い筋肉の衰えでもあるわけですね。なので、そこを強化して老化に対抗しよう、というのが犬真の提唱している筋トレのメリットなのです。

 

で、そのためにも登り坂をうまく使いましょうとアドバイスしてます。普段あまり体重が掛からない後ろ足へ、自然に荷重を多く掛けることがミソです。

そういう坂をゆっくり上ることで、赤い筋肉が鍛えられるということなんです。元気なワンコなら登って下ってを繰り返してもいいですが、シニアで足腰が弱っている兆候があるなら、下りは抱きかかえてもいいので、昇りに集中しつつ休みも間にはさみ無理は禁物ですからね!

 

ここでよく質問されるのが、階段も上りだと有効なのかという点。人間用の階段は小型犬にはかなりの落差になります。低い段差ならいいですが、普通の階段では足腰に余計な負担が掛かるケースの方が多いということを忘れないでください。

さらに階段だとピョンピョン飛び上がっていくワンコも多いですが、これだと白い筋肉は付いても、赤い筋肉はあまり付きません。また飛び上がることで、転倒や打撲等のリスクも増えます。要らぬケガをしちゃ、元も子もありません。

そういう事から見ても、階段はあまり有効なトレーニングの場所とは言い難いですね。

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