いぬまさ裏日誌 - コラムカテゴリのエントリ
先日、fbの犬グループ主体の集まりがあって、皆でワイワイガヤガヤ楽しんだのですが、実は愛犬を亡くされたばかりの方がいらっしゃいました。
家に居るのが辛い、という事で会に参加されたのですが、家にじっとしていても、思い出すことばかりで辛くなる気持ちは良く分かります。
でもあえて参加して、皆で愛犬のことを語り、笑い、そしておおいに泣きました。参加した皆に励まされて、少しは気も晴れたことと思います。SNSだけのつながりで知り合って、場合によっては初めて会う方もいますが、それでも皆で同じ話題と時間を共有する、それによってペットロスに立ち向かうことができるのを実感しました。仲間が居てくれることのありがたさ、それもおおいに感じられましたね。
自分も先代さくらが虹の橋へと旅立ち、1週間は抜け殻だった記憶があります。お酒もご飯も、口にするものすべて味がしない、そんな経験は初めてでした。
その時はずっと家にいて、トレーナーと何かあれば昔話で盛り上がり、ふとそこに居てそうな錯覚を何度も感じ、やりきれませんでしたね。
数日してから仕事で外に出ましたが、知り合いや友人と話をしたりご飯を食べたりすると、結構気晴らしが出来きたのを覚えています。そのとき「家にばかり引きこもるのは良くない」と思いました。
ペットロス対策として、あえて出掛ける機会を意識して作り、お友達と飲み会や食事会をしたりするのは、とても効果的だと思います。愛犬のことを知っている仲間と、想い出を振り返ったりするだけでも違うと思いますよ。
もちろんそんな気になれないというなら、無理をすることはありません。人それぞれ、感じ方は違いますから。
ただ今回のように、犬友さんに囲まれて、ゆっくりと愛犬の元気だった頃を懐かしむことができるなら、それにこしたことはありません。
ネットで見かけたのが、コーヒーかすの利用方法で、消臭剤代わりだったり、研磨材代わりだったり、堆肥作りにいいとか、色々書いてありました。その中で気になったのが、犬のシャンプーとして使うという項目。
詳しい使い方は書いてありませんが、マッサージするように全身に使うと、ノミ取り効果がある上、トリートメント効果があるというものです。自然な方法でノミ退治でき、そしてワンコはいい香りになるんだとか...。
あ、人間の髪にもトリートメント効果があるそうです。髪の色の濃い人程、効果的なのだとか。それって、色移りしてるのかな? ウチの小町には使えないか?
正直、その効能効果は分かりません。もし実践している人がいれば、お話を聞きたいですね。
よくコーヒーを飲むだけに、ちょっと興味深い記事でした。
ぱっとしないお天気が続きますね〜。今日も太陽が出ている時間より、曇っている時間の方が長かったです。ただ、やけに気温は高くて、変に暑いんで調子が狂います。
何でもこの時期の雨模様は、さざんか梅雨と呼ばれるとか。春先の菜種梅雨に相当するのかもしれませんが、寒い時期から暖かくなる頃に比べ、寒さに身体を慣らして行くのは難しいかも。
なので体調を崩す飼い主さん、ワンコも多いようです。季節の変わり目、そして寒くなって行く時期ということで、一度体調を崩すとダメージが大きくなるケースもしばしば。
最近、fb友達のワンコが14歳で亡くなりました。このケースではすでにかなり前から闘病生活だったということもありますが、冴えないお天気はキッカケになることも考えられます。
ということで、本格的な冬を前に暖かくする対策、ま平たく言えば防寒対策なんですが、しっかりしておく必要がありますね。急に冷え込んだりしてからでは、後手に回っちゃいます。
そういう犬真一家では、まだあまり準備が進んでいません(笑) 寝具、部屋着、暖房機器等々、気付いた時点で用意して行かないと!
温度差が激しい今日この頃、体調を崩す飼い主さんやワンコも多いようです。まだ本格的な寒さまではいかないけど、身体が暑かった頃の感覚のままなので、つい身体を冷やしがち。男女問わず、年齢を問わず、身体を冷やすということは病気の元になります。もちろんワンコにも、注意は必要ですね。
身体を冷やさないようにと、昔の人は知恵を使い生姜湯を飲んだりして対処してきました。そういう民間療法の延長に根付いているのが、漢方薬かもしれません。
身体に穏やかに作用し、副作用も少なく、安全という認識が、漢方にはあると思います。ワンコ用にも結構普及してますよね。先代さくらも、肝機能障害の対処として一時期服用していましたが、その効果は西洋薬よりも明確に出たのを記憶してます。
ところがその漢方薬の一般的な認識は、実は正しくないと最近よく耳にします。どういうことなんでしょう?
実は身体に穏やかに作用、副作用はない、という認識はあらためるべき。種類にも飲み方や量にもよりますが、場合によっては西洋薬よりも効き目が強く、副作用を併発するモノやケースがあるのです。もちろん、複数の薬での飲み合わせ等も、注意が必要となります。もちろん人間でも、ワンコでも同様。
漢方薬も薬であるのは変わりません。それぞれの薬効があるのと同時に、何らかの副作用があってもおかしくありません。なので、過信しないのが一番です。
もし病院で処方された場合は、その薬効を確認すると同時に、注意すべき点が何かをよく調べて処方の仕方を守るのが肝心ですね。
これはアメリカのイラストレーターさんが書き起こしたもので、犬猫の仕草をわかりやすく解説したものの中から、ワンコの仕草に関するパートです。なかなか、わかりやすくて良いですよね!
ボストンテリアのブギーを参考例にしているそうですが、明記はされていませんけどご自分の愛犬か知り合いの愛犬なんでしょう。
この仕草がすべて解説通りかといえば、それは断言できませんけども、大筋で現在解析されている行動パターンに従っていますね。
千倉海岸でのサーフィンイベントで出店した犬真ですが、どう考えてもアウェーというか、普段とは異なるシチュエーションでした。東京動物医療センターのI先生のお誘いだったことや、前日からワンコの健康診断をしていたという流れがあったからこそですけども、それだけに新鮮でした。
I先生のお客さんや知人が多く訪ねてくれたこともあって、予想以上の反響があったのもまた事実。犬真単独ではこうはいかなかったでしょう。
ともあれ、サーファーの方々はワンコ好きも多く、そういう意味では何の違和感も感じませんでしたよ。犬好きという共通項は、どんなイベントでもボーダレスなのかもしれません。
そういう観点から、もっと色んな業種やスポーツ等のイベントにも、どんどん顔を出して行かないといけませんね。ワンコイベントだけを意識するんじゃなく、もっと視野を広めるべきなんだと痛感しました。
この前の千倉海岸では、10件以上もの相談に応じた犬真ですが、多くの飼い主さんに思ったより浸透していなかったクレートトレーニング。
必要性はある程度認識されているようですけども、「狭い所に閉じ込めるのに抵抗がある」「用意してもクレートに入ってくれない」といった感じで、漠然と必要性を感じつつも、できないまま放置している現状が、浮かび上がって来ました。
小町が自分からクレートに入って行くのに驚く方もいましたよ。小町的には自分のセーフティゾーンというか、落ち着く場所として欠かせないクレートなんですが、やはりそれを小さい時から違和感なく受け入れてくれるように、トレーニングしておくのが一番です。
もちろん成犬になってからでも、やり方次第でちゃんとトレーニングは可能なので、諦めるよりはプロのトレーナーに相談するのが一番だと思います。やり方に関しては、ケースバイケースとなりますので、犬真が出張できる範囲の方でウチの仔にぜひとお考えなら、お問い合わせフォームからご連絡をください。
雑種というと聞こえが悪いように思いますが、色々な犬種の血が混ざった雑種犬は、昔から俗説的に言われていますけど、何より丈夫だという研究結果が発表されています。雑種強勢といって、これは雑種がその両親よりも、体格や病気や環境に対する抵抗力あるいは繁殖力などの点で勝っているということを意味しています。
そういう意味で、雑種犬をナチュラルドッグと呼ぶケースもあるようです。
一方で最近人気があると言われるミックス犬。これは純血の他犬種による交配によって生まれたもので、例えばトイプードルとマルチーズのそれぞれ純血から、マルプーというようにミックスされたハーフ犬を指します。多分、ミックスというよりハーフという表現で区別した方が、いいのかもしれませんね。
なぜなら、雑種とミックスは同意義ではありませんから。いわゆるハーフ犬が両親それぞれの先天的な病気を受け継ぎやすく、つまり遺伝子疾患を発症しやすいのに対し、そういった疾患に強いのが雑種なわけで、そう聞けば同じじゃないことは歴然。
どちらが良いとか悪いの問題ではなく、雑種犬とミックス犬は似ているけどもあくまで違うものだという認識が正しいということです。
もちろん疾患に関しては個体差があります。ハーフ犬でも健康で長生きな仔も居るでしょうし、反対に雑種でも病気がちで短命の仔がいても不思議はありません。ただ傾向としての違いは明確になっているという現実を、知っておくことは大事だと思います。
2012年に始まったイエロードッグプロジェクト。リードに黄色のリボンが付いているワンコを見かけたら、側に寄らずにそっとしておいてね、という意味で、以下のようなワンコも含みます。
他の犬や人間に近寄って欲しくない犬というのは、健康上の問題、トレーニング中、社会復帰のための訓練中、他の犬が怖かったり他の犬に強く反応してしまう犬等々。可愛いからと、うかつに触ろうとしたり、自分のワンコを近付けたりしないで下さい、という意思表示です。
ただこのプロジェクト、日本においてはあまり浸透している気配が感じらません。
その要因を探るのは別の機会にしたいと思いますが、こういう運動が普及しないのは残念に思います。フレンドリーなワンコばかりじゃないし、誰彼無くいきなりワンコに触ろうとするのはマナーとしても御法度だと思うんですが、どうにもそうじゃないのが現状のようです。
昼間は快適に過ごすことの出来る陽気ですが、朝晩はだんだんと冷え込みも感じる今日この頃。シニア以上のワンコや、体調が優れないワンコには、何かと用心しないといけませんね。ま、人間も同様でしょうけど(笑)
シニアになると、温度調整の機能が低下しているケースは多く、暑さ寒さについていけず具合を悪くしてしまうことも珍しくありません。ある意味夏場でずっと冷房を入れていたりする方が、気が楽といえなくもないでしょう。
そこで飼い主さんが、代わって温度調整をしてあげないと。寝床にブランケットを追加したり、服を着せたりとか、対処方法は色々と考えられますので。
朝早くや夜にかかる留守番の際も、やはりエアコンを入れて、寒くなれば暖房が入るようにしておけば間違いありませんね。
小町の寝床も冬モードになりましたし、何かと暖を取る行動が顕著に見られます。自分でやりくりできる若く健康な時はいいですけど、シニアは飼い主さんが常にチェックするのが必須。
難しいことじゃありません。意識して観察するのを慣習にするだけです。
何かいつもとは違うと思えば、迷わず病院へ連れて行くのもお忘れなく。早目早目の対応が、何より大事になります!
少し前に、紀州犬に教われそうになって警官が数人で発砲したというニュースでは、「可哀想だ」「もっと警察も犬の事を勉強すべき」などと、愛犬家からの発言が多く見られました。
はっきり言って、襲われた警官や一般人の気持ちをまったく考慮していない、一方的な意見だなと個人的には思ってます。だって、大柄な紀州犬が興奮して今にも噛み付きそうになっていて、恐怖を覚えない人は少ないはず。
まして一般人の安全を守らなくてはならない警官は、やむを得ず発砲したんだということは、想像に難くないでしょう。それなのに、犬が好きだというだけで、偏った意見を発信しているのはどうかと思いますので。誰も好きで発砲なんでしないはず。中には犬好きの警官の方もいたかもしれませんしね。
こういう発言をしている人が、愛犬家と自負する人ばかりだった事に憤りを覚えます。犬を飼っていて、犬を愛していて、という事に文句をつけるつもりはありませんが、制御不能になった大柄な犬なんて、トレーナーや訓練士だって取り押さえることなんて無理ですよ。
そして職務を忠実に遂行した警官に、「十数発も射つ必要があるのか?」とか、「冷徹だ」などと、よくまあ身勝手な事を言えたものだと思います。
そんな無責任な事を発信するなら、そういっている人が同じ目に遭わないと、理解できないのでしょう。
大村智北里大特別栄誉教授といえば、ただ今話題のノーベル医学生理学賞を受賞した方ですけども、実は先生に対して多くの愛犬家から感謝の声があがっています。それはなぜでしょう?
大村教授のノーベル賞受賞理由は、寄生虫に効果のある「エバーメクチン」を発見したことです。この「エバーメクチン」、現在は寄生虫駆除役「イベルメクチン」の名前で犬の死亡の原因である「フィラリア症」の特効薬となっています。
つまり、ワンコたちを現在も救い続けているからとのことです。近年のワンコの寿命向上に、間接的とはいえ関与しているということなんですね。心から感謝です!!
この前、とあるペットショップで従来のパピーを生体販売するのと並行して、保護犬も取り扱うというニュースを見ました。ウチの近所のペットショップでは数年前から同様のことを行っていて、それはそれで悪い事じゃないと思っています。
ただ、宣伝的要素として保護犬の斡旋を行っているのだとしたら、それはとても残念だと言わざるを得ません。ウチは保護犬も同等に重視していますよ、というポーズでない事を願いたいですね。
個人的には、生体販売を禁止しろという保護犬団体や個人の考え方には疑問を持っています。それは愛情を持って育てているブリーダーさんは少なからずいるし、それを生業としていることにケチを付けるのはどうかな、という考えに基づいています。
ウチだって犬で商売していると言われればそれまでですし、犬絡みで商売する事全体を否定するヒステリックな輩の戯言に付き合いたいとも思いません。第一、保護犬ゼロになったら、どうやって犬を飼えばいいのでしょう? 現実的に保護犬ゼロはありえないでしょうが...。
もちろん悪徳業者は排除したいですけども、白黒付けるのが難しいどこまでいってもグレーな業者は多いです。
理想は国家試験によるライセンス制、自治体レベルで毎年査察を入れる、条件を満たさない場合はペナルティ、つまり販売許可を停止すると同時に高額な罰金徴収などが、現実的な方法論だと思います。もちろん悪徳な違反者は、愛護法に基づき警察に逮捕されるなどの法整備もしてもらいたいですね。厳しい審査と管理が無いと、いつまでもいい加減な業者が商売重視の生体販売を続けてしまいますから。
犬好きの間でも、まことしやかに囁かれるのが、犬種による行動パターン。よく聞くのが、和犬系でも柴犬は特に気性が荒く攻撃的だとか、ジャックラッセルは狩猟犬の血が濃いためチョコマカと動く小型犬が攻撃されるなどといったもの。
これらの噂話(あえてそう書いておきます)は、犬種の一般的な傾向などを記載した文献から派生して、そこに近所での事例などが混ぜこぜになったモノが大半です。
たしかに犬種によって、攻撃的というかアクティブな傾向が強いワンコもいます。ですが、これも個体差があるので一概にはいえません。先述の柴犬だって、フレンドリーでワンコとも仲良く遊んでいる仔はたくさんいますから。ジャックもそう。逆に大人しくフレンドリーといわれているレトリバー等で、とても攻撃的な例もあります。
一部の極端な例が、尾ひれをつけて通説のように語られるケースが多いと思います。それに振り回されるのは、早計というか問題だと犬真では考えています。
犬種の特徴や気性は確かに参考となりますけど、実際に自分で飼うにあたっては必ずしもそれが当てはまらないこともあるわけです。その上で、正しく必要に応じたしつけをすれば、何も問題になることはありません。
噂話に振り回されるのではなく、正しく育てて行くことを重視すべきですね!
最近、TV等で犬の話題が紹介されるとき、ほぼお約束のように伝えられるのが、寿命が大幅に延びたことと、犬猫の飼育頭数が15歳以下の子供の人口よりはるかに多いこと。
もう、だいぶ前からその事実はメディアで紹介されていて、犬真では何も新鮮さを感じませんが、ペット絡みで視聴率を取りたいTV番組では、繰り返しピックアップされているようで、何とも情報の入手方法に疑問を感じます。ネットで簡単に拾っただけなんだろうな、関係者に入念な取材をするという意識が無いんだろうな、などと思う訳です。
飼い主にとって愛犬が長生きなのは嬉しい事です。環境の違い、食事内容の変化、様々な要因が絡んで長生きワンコが増えているわけで、それ自体はもうすでにトピックスでも何でもないですよね。
可愛らしい子犬を紹介すれば視聴率が稼げるだろうとか、浅はかな考えに基づいたペット関連番組や特集企画を見るたびに、どこかウンザリもします。殺処分ゼロのキャンペーンなど、もっと社会性に突っ込んだ内容の、犬を飼っている人もそうでない人も、考えさせられるような番組が見たいと思うのは、私だけじゃないと思うのですが...。